〜餃子1日100万個。食は万里を超える〜

これが某中華料理チェーンであれば、僕の心も浮き足立っていたことだろう。

ところがどっこい、事件は自宅で起きているのだ、、、。

まずお伝えしておきたいのは、僕の奥さんはとにかくおかずを作りすぎるということ。

白米があって汁物、メイン、、、

「あら副菜を作りすぎちゃったわ！」なんて素敵なものではない。

メイン大盛りの1点突破型なのである、、、。

育ち盛りの中学生男子がいるならまだしも、

我が家は30歳の夫婦2人と戦力外のネコ２匹。

ぜんぶ美味しくいただくには、なかなかの気合いと根性が必要なのだ。

そもそもなぜ餃子なのか。

疑問に思った僕が奥さんに尋ねてみたところ

餃子が大好き！ということは大前提にあるとして、

「一心不乱に餃子を包んでいると

                  気持ちが落ち着き、精神が研ぎ澄まされる」

と、なんとも修行僧のような返答が返ってきた。

つまり奥さんにとって餃子とは

写経であり、座禅であり、魂の救済なのだ。

なんともありがたい話である。

そんな、精神安定のために次々と生み出される大量の餃子を目の前にすると

いくら好物とはいえ圧倒されてしまう。

だが、山盛りに出来上がっていくそれらに

「オラわくわくすっぞ！」と言いたくなるのもまた本音である。

そんなレシピという程のものでもない、我が家の餃子の作り方をご紹介させていただこう。

〜餃子100万個ならぬ100個分〜

・豚ひき肉：1ｋｇ

・キャベツ：1/2個

・ニラ：2束

・チューブ生姜：小さじ2

・チューブにんにく：小さじ2

・砂糖：大さじ1

・醤油：大さじ2

・オイスターソース：大さじ2

・ゴマ油：大さじ2

・塩と胡椒：少々

・餃子の皮：5袋

↑細かく書いているが、実際量っているところを見たことはない。適当で大丈夫なようだ。

【焼き用】

・ごま油＆水を適量

①キャベツ・ニラをみじん切りにして水気は絞る

　※フードプロセッサーなどがあると大変便利！

　僕の奥さんはフードプロセッサーがないと料理をしません。

②餃子の皮以外の材料を全部ボウルにぶちこむ！

③とにかく混ぜる

④餃子の皮でひたすら包む、、、

　※奥さん曰く、タネの包み方は適当！口が閉じてればなんでも良いとのこと

⑤多めのゴマ油を投入。フタをして揚げるように焼く

⑥音が少し静かになったら餃子が少し浸かるくらいの水を入れて再度フタをする

⑦水分がなくなったら皿にひっくり返して完成！！

ちなみに、餃子を焼くのは暗黙の了解で僕に与えられた職務である。

仕事で連勤が続いていようが、帰りが遅くなろうが問答無用、

大量の餃子を家庭用の小ちゃいフライパンでひたすらに焼き続けるのだ。

そうして出来上がった餃子を、ただ黙々と2人で消費し続ける。

時には焼き始めてから深夜0時を回ることもある。

だが私たちが手を休めることは許されない。

私たちの腹がおかしくなるか、大量の餃子が冷凍庫に居座るか

これはお互いの生存をかけた戦いなのである、、、。

そう、食は自宅にて万里を超える。

ちなみにコチラは我が家の御用達

餃子を飲み物に変える魔法の調味料「旭ポンズ」である。

一度使うと二度と抜け出せない絶品アイテムなので、ぜひともお試しいただきたい◎